間欠性跛行:立ち尽くす恐怖と不安

当時はコロナ禍とあって何をするにもスムーズに行かなかった。

それも海外生活。

普段から全てにおいてスローな国なのに、それが更に輪を掛けて前に進まず。。。

だからどんなに痛くても医者に診てもらうことが出来なかった。

ぐるじぃ・・・Siriが痛てー・・・

日課のカエル足ストレッチでSiriを極限までほぐす。
痛みは取れんがSiriの形は良くなった気がする。か、しないか。w

そのうち右足ふくらはぎ外側にビリビリちーーーーーっという痛みが頻繁に出るように。

イッテー!!!!

そうなると歩くことが出来なくなり立ち尽くすか、びっ子を引きながら前に進んだ。

それが「間欠性跛行」というものだと後に知る。

プレガバリンよ、全然効かん!

 

 

夜中の苦悩:尻の痛みに困る日々

4年前の出来事だ。

電車を降りる。

その瞬間にビーンと電気の走るようななんとも表現しようのない痛みが右足に広がり、私は足を引き摺った。

それが初めて感じた違和感だった。

 私は海外に住んでいる。

もうかれこれ20年近くだ。

海外の医療は超めんどーくさくて、ちょっとどこどこ痛いだの、熱が出ただの程度じゃ直ぐに専門医に診てもらうことは出来ない。

予約を取って運が良ければ3ヶ月後、人気の科(歯科、眼科など)は半年から1年待ちだ。
だから「あれ?変な痛みだな、ま、そのうち治るだろ」と放置した。
それからどんどん両側の臀部に痛みが広がる。

職業柄、立ち仕事が多いので使い痛みかも?と思い、どれだけ腰を反らせたり足を高く上げたり
マッサージガンを買って、ピンポイントでガガガガガガガガガ!!!!!と道路工事並みに叩いたり。

特に私を悩ませたのは、夜中寝返りを打つ時である。
イテテテテテ、、、、思わず声が出てしまう程両臀部に痛みが走る。

あれだけストレッチを寝る前にしても、朝起きればズどーんと広がるSiriの痛み。

あ、違った。

尻の痛み。

これはおかしい・・・

こいつはおかしい・・・

to be continue...

 

 

 

入院しました

2024年4月30日(火)入院。
私はこの日を待ち望んでいた。


昨夏、あの暑い夏に告げられた「腰椎すべり症ですね」

す、すべり症??
目の前に映し出されるがっつり潰れた私の神経。

「第五腰椎が滑って神経を圧迫しているのわかるでしょ?」

それが私が4年も我慢していた痛みの原因だと分かった時は安堵でしかなかった。
「根本治療は手術しかありません」

画面の反射で光るメガネの女医のその言葉が私の安堵を直ぐに不安に変えた。

しゅ、手術?それはどんな?

「固定術と言って滑っている骨をボルトでとめる手術方になります」

骨を固定?ボルトを入れる?

これは大変な手術だ・・・
「まぁ、先ずは痛みを抑える飲み薬を処方しときますね」

そう言われ、プレガバリン50mgという薬をもらった。

それを飲むこと半年、しかしこれを一生飲み続けるのか?
私は決断する。

手術をする。

日本で。

 

そして待ちに待った手術の日を明日に控えた。

私は今ワクワクしている。